自ら思考し、判断する子を育てる

 五泉南小学校は、児童及び教職員合わせて500名近くいる学校です。多様な価値観が入り乱れる中で子どもたちは日々学んでいます。昨日、洋式トイレの中に、使い終わったトイレットペーパーの芯が刺さっている事案がありました。次に使う人が困ったり、トイレが詰まってしまう原因ともなりかねません。すぐに、写真をもとにすべてのクラスで指導しました。もし、いたずらだとしたら…。芯の処理に困ってとった行動だとしたら…。自分がそのような状況でトイレに入ったとしたら…。など、様々な状況を想定して子どもたちに考えさせました。何か起こった時に、「駄目なものはダメ!」と厳しく指導することも大切です。しかし、一方で、自ら考え、判断し、行動する子を育てるために、自分ならどうするかを考えさせることは、激動する社会を生き抜く自立した子どもを育てるためには大切な営みです。学校と家庭と協力して、子ども自らが思考し、判断できるたくましい子を育てていきましょう。それは、大切な大人の努めです。

2018年06月07日